調査方法
「がん患者アンメットニーズ調査」はオンラインのアンケート形式で2011年から2022年までの10年間に罹患したがん患者や家族等を対象に調査し、アンケート期間は2022年1月から8月で、質問項目は全部で54項目、有効回答数は1149名でした。
なぜこの調査を行ったのか
背景
ゲノム医療をはじめとして、今世界中で医療の技術開発が急速に進んでいます。そうした中がん患者や家族は、最新の治療の関連情報を得て、専門医療につなげ、自らの価値判断に基づいた最善の治療を選択したり、満足のいく生活の質を目指していくことが難しくなってきています。
目的
私たちは、より患者視点で、必要な情報へのアクセス、治療選択、毎日の生活の質、心理社会的支援について、がん種や、ライフステージ等の観点からみて行うことで、課題解決の糸口を探していきたいと考えました。本調査の質問項目は、専門家の助言を得ながら、患者、家族が中心に考え、患者視点の医療のニーズ調査となっています。がん患者が体験した治療経験を浮き彫りにし、がん患者や家族が必要とする情報、治療開発や検査、毎日の生活の中での症状や社会心理的負担を明らかにし、がん患者のニーズに対する体制整備を進めることを目指しています。
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