MASTERKEYプロジェクト説明会に参加しました
2018年8月27日18時~、国立がん研究センター中央病院管理棟にてMASTERKEYプロジェクト説明会が開催されました。
日本希少がん患者会ネットワーク(Rare Cancers Japan:RCJ)からは眞島(理事長)、大西(副理事長)、西舘(副理事長)の3名が企業説明会に参加し、大勢の企業の方が参加するなか患者会が協力する意義について、ご説明させていただきました。
希少がんは罹患率が10万人に6人以下と定義されています。希少がんには、200種類にも及ぶがん種があるとされており、罹患者総数は全がんの20%になると、欧州でも米国でも日本でも同様と言われております。
がん患者の5人に1人は希少がん患者ですが、個々の希少がんの患者数が少ないがため、がん研究を進めることが難しく、世界的にみても診断薬、治療薬の開発が遅れているのが現状です。
国立がん研究センターが立ち上げられた「MASTERKEYプロジェクト」は、そのような状況を打破するため、世界初の希少がんを対象とした診断法と治療法の開発を強力に推進するための治療開発基盤です。希少がんのレジストリ研究とバスケット試験の推進を希少がん患者会ネットワークとして支援をするため、RCJでは全面的に協力させていただく所存です。
企業の皆様には、この世界初の希少がん治療開発基盤、マルチステークホルダー創薬コミュニティにご参加いただければと思っております。